こんにちは、社畜サラリーマンです。
新型コロナ(COVID-19)感染拡大に伴うワクチン・検査キットの開発及び、 マスク・アルコール消毒液の生産状況について、各社の対応をまとめてみました。
(2020年4月27日時点)
【ワクチン】
大阪大学と共同開発。製造方法の特許を出願。現在は開発した原薬で動物実験を進めている。9月頃の臨床試験開始を目指す。→臨床試験開始の前倒し(7月)を検討中。今秋に厚生労働省から製造販売の承認を得た場合、年内だけで20万人分のワクチンを供給できる。タカラバイオが量産体制を構築する。
新型コロナウイルスのワクチン開発を正式に決定。年内には臨床試験を開始、来年以降できる限り早く1000万人規模の提供可能な体制を強化の方針。
8月までに臨床試験を開始、2021年末までに終了したい。
【治療薬候補】
デンカ
抗インフル薬の「アビガン」の原料の生産を5月下旬に稼働
エボラ出血熱治療薬として開発中の「レムデシビル」の効果を調べる国際的な臨床試験に参加。早ければ4月中に結果の一部が出る見通し。
【検査キット】
新型コロナウイルスを検出するリアルタイムPCR試薬を発売。3月23日から注文受付、27日から出荷開始
キャノンメディカルシステムズ
40分でウイルスの遺伝子を検出できよ検査システムの開発、早期の実用化を目指す。
15分で新型コロナ感染の有無を判定できる検査キットを16日から検査・研究機関向けに発売開始。
約1時間でウイルスの有無が分かる検査試薬を4月20日に発売。月間10万検体分を生産。
セルスペクト
新型コロナウイルスの感染の有無を調べられる抗体検査キットを開発。2時間で96検体を検査でき、PCR検査よりも短時間で多くの人を調べられる。
新型コロナウイルスの有無をを5〜15分で診断できる簡易検査キットの開発に着手、1年以内に量産体制。1日あたり最大10万検査分の量産を目指す。
東ソー
約50分でウイルスの有無が分かる検査試薬の開発に着手、2年以内の医療現場への提供を目指す。
PCR検査にかかる時間を90分ほど短くできる新たな検出キットを発売を各地の衛生研究所や民間検査機関などに向けて4月15日から発売開始
ベレダス・ラボラトリー
新型コロナウイルスによる肺炎な感染を素早く調べられるポータブル式の検査キットの開発に着手、3月までの商用化を目指す。
【アルコール消毒液】
最大限の生産能力で連日フル稼働中。
「ビオレu手指の消毒液」、業務用「ハンドスキッシュEX」の生産を4月後半から20倍以上に増やす。
健栄製薬
松坂市の工場の生産ライン増強、新しい工場購入の検討中。
サラヤ
伊賀工場でフル生産中。4日に関東工場が完成し、ハンドスプレーや食器用除菌スプレーの生産を行う。
4月下旬から大阪工場で蒸留したアルコールの一部を医療機関向けに提供開始。
消毒用アルコールの原料となる工業用アルコールの増産を開始。
ライオン
消毒用アルコールジェルとハンドソープを合わせた生産量を前年の1.5倍に引き上げ。
【マスク】
政府
国内全世帯(約5000万世帯)に布マスク2枚を配布。4/13の週より東京都など都市部を優先して郵送を始める。
宮城県角田市の工場で増産の予定(6月を目処に6000万枚/月)、政府からのさらなる要請を受けて生産体制を1億5000万枚/月まで増強する。中国2拠点と合わせて国内に2億3000万枚/月を供給する体制を構築する。
香川県にある子会社の工場で6月下旬から不織布を使ったマスクを生産。200万枚/月の生産見込み。
洗って繰り返し使えるガーゼマスクを増産
(3月は1500万枚/月、4月は5000万枚/月)
使い捨てタイプのマスクを増産(1200万枚/月)
シャープ
3月24日よりマスク生産開始(15万枚/日)、最終的に50万枚/日を目指す。3月下旬に出荷開始。4月21日からネット販売開始(50枚入1人1箱限定)。アクセス集中の為、27日より抽選販売に切り替え。
中国の自動車メーカーBYD社と提携し、月産3億枚の製造ラインを設立。5月から供給予定。
大王製紙/エリエールプロダクト
不織布マスクの生産設備を栃木工場に4月末に導入。1ラインで1300万枚/月が生産可能。400万枚/月で運転を開始し、7月に2600万枚/月の生産能力まで増強の計画。
DMM
秋葉原で洗って繰り返し使えるニットマスク製造開始(使用時はドラッグストアで売られているフィルターを入れる)。4上旬に販売開始予定(1000枚/月、状況に応じて5000枚/月)
自社グループ社員向けに4月27日よりマスクの生産を開始。5月以降には10万枚/月の量産を目指す。
2020年5月以降目処に国内向けマスク用不織布を増産(3000万枚/月→8000万枚/月)
医療用防護マスクを生産準備中。試作型や3Dプリンターを活用。まず500〜600個程から作り始め、グループ会社での生産も検討。
繰り返し洗って使えるシャツ地のマスク販売(2万枚/月)
岡山工場で5月末からの生産を目指す。まずは自社の従業員に配布し、医療機関向けの生産も検討。
浜口ウレタン
繰り返し洗って使えるウレタン素材のマスクを5月初めに販売開始予定(5万枚/月)
P&Gジャパン
滋賀県の化粧品工場で6月上旬からマスクの生産を開始
マルゼン
繰り返し洗って使える布製の抗ウイルスマスクを増産(2000枚/日)
クラボウと共同開発した抗菌・抗ウイルスを施した子供用ガーゼマスクを販売開始(4/6-)
楽天・メルカリ
マスクの出品を原則禁止
<国内の感染状況はこちらをご覧ください>
<世界の感染状況はこちらをご覧ください>